「分解はちょっと怖いな…」「もっと手軽に直したい!」
そんな風に思っていませんか?
ゲームキューブのopenボタンの不調は、分解して徹底的にメンテナンスするのが最も確実です。しかし、中には「本体をバラすのはちょっと…」とためらってしまう方もいるでしょう。
そこで今回は、分解せずにできる応急メンテナンス術をご紹介します。フタの不調が軽度なものであれば、これだけで改善する可能性があります。
ただし、あくまで応急処置ですので、症状が改善しない場合は本格的な分解メンテナンスをおすすめします。
なぜ応急メンテで改善できるのか?

ゲームキューブのフタが閉まらなくなる主な原因は、
- 内部に入り込んだホコリやゴミ
- そして長年の使用による部品同士の摩耗です。
- バネの破損(バネ交換が必須)
これらが可動部の動きを鈍らせ、ボタンの戻りを悪くしてしまいます。
応急メンテナンスでは、可動部にシリコングリスを少量与え、動きをスムーズに戻すことを狙います。
残念ながらバネの破損の場合は直すことができません😿(分解必須ですが同じバネがあれば修理可能)
必要な道具

- シリコングリス(プラスチック対応の物、少量でOK)▶ Amazonで見る
- 無水エタノール(汚れ除去用)▶ Amazonで見る
- 綿棒(グリスや汚れの拭き取りに使用)
- ティッシュ(グリスや汚れの拭き取りに使用)
応急メンテナンス手順
1.ゲームキューブ本体の電源を切り、ケーブル類をすべて抜きます。
2.フタを開けた状態にします
3.openボタンの隙間にシリコングリスを「シュッ」とひと押し(ごく少量)

4.フタを閉めたときにツメが出る穴にも、同じく少量スプレーします。

(※↓裏から見ると、スライド機構のあたりに届くイメージです)

5.openボタンを何度か押して、グリスをなじませます。スムーズに動けば完了。
6.飛び散ったグリスは、無水エタノールを含ませた綿棒やティッシュで拭き取りましょう。
注意点
- グリスは少量で十分です。
- つけすぎるとホコリを吸着しやすくなったり、基板に落ちて劣化の原因になることがあります。
- つけすぎた場合は、無水エタノールで拭き取ってください。



動作確認
メンテナンスが終わったら、フタの開閉を何度か試してみましょう。
- openボタンを押したときの「戻る」感触が軽くなりましたか?
- フタを閉めたときに「カチッ」としっかりロックされるようになりましたか?
これで改善していれば応急メンテナンス成功です。
もし改善しない、またはすぐに元の状態に戻る場合は、内部の根本的な不具合が考えられます。
👉 その際は、ぜひ現在執筆中の記事を参考に、本格的な分解メンテナンスに挑戦してみてくださいね。
🔗▶ゲームキューブの開閉ボタンをスムーズに!上蓋の分解メンテナンス
まとめ
ゲームキューブのフタが閉まらないトラブルは、ホコリや摩耗による可動部の不調が原因であることが多いです。
「分解は不安…」という方でも、シリコングリスと無水エタノールを使った簡単な応急メンテなら気軽に試せます。
ただし、これはあくまで一時的な処置。症状が再発する場合は、本格的な分解メンテナンスが必要となります。
大切なゲームキューブを、少しでも長く快適に使えるように、ぜひ参考にしてみてください。
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